NTの指摘②
いつも裏切るのは自身
前回、医師からNTの指摘を受け先天性の障害があることが0%ではないことを告げられた私。↓前回
旦那と話し合う事は一つである。
もし、お腹の中の子が何かしらの障害がある子であった場合。
妊娠を継続するか否かを。
旦那の意見は断固としてNOであった。
私は妊娠前から、そういう子を育てることは自身のキャパシティに見合っていないという考えだったので旦那とは意見が合っていた。
しかし、いざ自分が妊娠してみてどうするかを考えなければならないとなると妊娠の中断を考えることはできなくなっていた。
倫理的な考え云々ではなく、単純に考えがない。
つまるところ既に結ばれていた協定を覆そうとしていたのは私の方であった。
今までの自分を棚にあげ旦那を非情な人間だと心の中で責めたりするのと同時に
自分がそういう判断をするとは思っていなかったので自分に裏切られた気分だった。
思えば、今までの長いようで短い人生。自分に裏切られてばかりだった。
男なんていらね〜〜って言っておきながら、男に捨てられた時は男の家の前で一時間近くドアを叩き続け警察呼ばれかけるわ。
享楽的な人間かと思えば、めっちゃ節約好きだし。
大概、自分は人を見る目があるという確信とか、明日はこれを絶対やろうっていう自分との約束って破られるじゃん?
さておき、旦那とは顔を合わせれば長い議論をしたがどの言葉を使っても相手の言葉は刺さらないし自身の言葉が滑っている感じがする。
なぜなら、また出生前診断を受けたりして、診断の結果が陽性であった場合、お互いの気持ちが変わる可能性はある。
さらにそれから、私が自分を貫いて障害があることをわかっていながら産んで後悔する可能性もあれば、旦那がむしろそんな事は関係なさそうに子供と遊んでいる可能性だってある。
その時の気持ちは嘘ではないけれど、のちに嘘になったり変わったりする。
この世で一番信頼ならないのは自分なのだから今考えたってしょうがない。
とりあえず、次の週に旦那は先生の話が聞きたいと産婦人科に初めてついてくることになった。
医者だって対応変えるんだし…
医者よ…