出産記録2
前期破水からの、陣痛がなかなかのらなかったので促進剤を投入から出産まで。
前回
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陣痛じゃない陣痛(?)がすでに大きく来ていたので、促進剤はあっという間に効きだした。
LDRは畳とかバランスボールとかがあったりして意外や意外アットホームな雰囲気であった。
まず初めにここの畳のお布団でぬくぬくと陣痛に耐えていたが、助産師さんが「東京からわざわざ旦那さんが来ているのに出産に立ち会えないとかわいそうなのでどんどん促していきましょう。」とゆらゆら揺れる椅子に座らされるが、これが絶妙に気分が悪い上に、なるほどお布団でのうのうといているよりもなかなかきついのである。そうであれば最初から畳エリアなぞ無くてもよいのではと思ってしまうのだが…。
更に助産師は、私に受難を与える。
「歩きましょう!重力がかかるので赤ちゃんおりてきやすいんですよ!」
既にこの時点で歩行しようものなら視界がゆがむ程度の痛さにはなっていた。LDRでの一歩はさながら十字架を抱えたままあるくゴルゴダの丘のよう。
分娩台の周りを一周し、私はただうずくまる事でしか前に進むことはできなくなっていた。
今から子宮口を計るようだがここまでつらいのである。もう十分に刑は受けた。満足な結果が出てほしい…。
「4cmですね!!」
おそろしいことに、あと半分以上子宮口が開かないと分娩台に上がる事さえ許されないのだ。
さらに助産師は促進剤をさらに投入しようとする。促進剤は投与されればされるほどに痛みを増す。私はこの助産師に何か恨みを買うようなことでもしたのだろうか。
なお、出産以降拷問器具を見るたびに耐えられるか否かを考えてしまうようになった。
12時
このままだと夕方までかかりそうですかね。
大体そんなもんですね!!
…………絶対早く終わらせたろう…。
13時
14時過ぎ
陣痛の痛さの感覚が変わってきて、触診の時のようなジーンとした感覚が加わる
これ。もう産めますよね!??
喋れる余裕があるうちはまだだよ〜!
陣痛が遠のいてきたから促進剤たそうねぇ〜
絶望。
14時半頃
おそらくこの助産師は身悶える様子を見てから子宮口をしらべているのではと憶測を踏み、大げさに痛さを表現してみた。
ぎいいやぁああああああああああああいたいい無理無理無理無理無理無理
じゃあ、調べてみようか。
……………………。
あ。全開になってる。
絶対20分ぐらい前から全開になってたやろ…。
15時前
そこからガサゴソと分娩の用意をしだす助産師さんたち。
分娩の準備が整ったのは丁度15時頃だったという。わたしはこの日のために常にイメージトレーニングを怠ることなく行ってきた。脳内にヨガ講師を召喚するというものだ。
なるほど!
めっちゃ余裕やん。
出産後
この先生のお陰で3300g程の頭が平均より大きめの息子を分娩開始から15分。5いきみ程度で出産できた。周りの助産師さんたちはおだて上手でいきんでる途中も出産した後も「上手いぞー!上手にいきめたよー」と言ってくれてとても気分がよく、調子に乗っていた。
私から出てきた息子は、今までエコーや胎動が激しかったりしたけれども、まるでシュレディンガーの猫のようないるのかいないのかよくわからない存在で、この目で息子を確認しても本当に人間が腹の中にいたのかとあまり実感がもてなかった。
よう。頑張ったな…*1旦那さんもだっこしたってや…。記念に写真とろうな…。
この愛おしげに息子を抱く旦那の奥で血まみれの股間全開の私が写っている写真が三人で写っている最初の写真になる。
他に息子が新生児の時に三人で写っている写真は存在しない。
皆。写真はちゃんととっておこうね。
現在育児中
今は育児をしているわけなんですけれど、まぁよくわからないなりにやっていてワンオペなりに最近なんとなく生活のリズムがつかめてきたところです。
ブログはあれですけれど、ツイッターではちょくちょくつぶやいていますので気が向いたらどうぞ。
*1: ;∀;